リプトン・ブルックボンドハウス ティーコーディネータ研究会「リキュールとフルーツティーの研究」
10月24日(水)は
銀座のリプトン・ブルックボンドハウスにて
ティーコーディネーター資格取得者対象の研究会講師を担当。
今回のテーマは
「フルーツティーとリキュール」ということで
そもそもリキュールとは何なのか?
リキュールの概要(定義、種類、利用法、保存法)を説明した後、
実際にこれまでの「フルーツ講座」で紹介した
さまざまなフルーツティーメニューで
旬のフルーツとともに合わせて使ったリキュールについて説明。
その中から、
果実リキュールの代表ともいえるカシスリキュールと
今が旬の西洋梨の、リキュールを使ったティーメニューを実演、実習。
カシスリキュールは
もちろんクレーム・ド・カシス・デ・ディジョン。
教室で使ったものは明治屋のものでしたが、
いつも私が使うのは近代的カシスリキュール発祥ルジェ社のこちら↓
クレーム・ド~と付いているリキュールは
1リットル当たりに250グラム以上の糖分が含まれている、
という定義がありますがが、
カシスのみ400グラム以上~となります。
甘いのですね。
さて、カシスリキュールを白ワインで割った飲み物をキール、
シャンパンで割ったものをキール・ロワイヤルといいますが
それはなぜだか知っていますか?
実はキールというのは
第2次世界大戦後に
カシスリキュールの生産地であるディジョン市の市長を務めた
キャノン・フェリックス・キール氏のこと。
89歳で5度目の市長に当選。
その際、75歳の助役を「年寄りすぎる」として外したという、
実に豪放な人物です。
食べることと飲むことをこよなく愛し、
92歳まで生きたという名物市長。
その食通の名物市長キール氏が
地元産のブルゴーニュ・アリゴテの辛口白ワインと
同じく地元の名産クレーム・ド・カシスを
おいしく飲めるように、と考案したのが「キール」なのです。
アペリティフに相応しいこのカクテルを
お客様に振舞って好評を博し、
遂には自分の名前で呼ばれるようになり、
今や世界中で愛されるベスト・カクテルとなった「キール」。
そのおかげで
ディジョン市のカシスリキュールも世界的に有名になっています。
東国原知事のおかげで
マンゴーや地鶏など宮崎の名産が一気に有名になりましたが、
キール市長に比べたらまだまだ、という感じでしょうか?
キール市長・・・すご過ぎます。
リプトン・ブルックボンドハウス
11月6日開催の次回講座は「りんご」です。
こちらはどなたでも参加できるイベントです。
と、リンクさせてわかったんだけど、
私じゃない人が講師になってるんですけど・・・(+_+)
やらなくていいのかな?
一応、私が担当する予定なので
50名分のリンゴを用意したのですが、
足りないようなのでこれから追加注文です。
新作の「りんごの紅茶」も考えなくては~(^_^;)
| 固定リンク
「セミナー」カテゴリの記事
- 8月の真夏のティーパーティー 22日、23日満席となりました(2020.07.05)
- ご紹介したりんご6品種(2018.10.22)
- 柑橘セミナー終了しました(2017.02.17)
- 麗紅。れいこう。(2017.02.02)
- 果樹研フルーツセミナー 柿「太天」(2013.11.24)
コメント