「天然コケッコー」
非常に評判がよく
「癒し」、「和み」というキーワードとともに
絶賛する人が多い映画です。
小中学生合わせて全校生徒6名の
ものすごく田舎の女子中学生が主人公で
そこに東京から同級生の男の子が転校してきて~というお話。
舞台は島根県。
実際に中3の夏休みにいきなり東京から山口へ転校して
(映画の舞台の島根の隣の県です)
半年ぐらいはそれはもう、ものすごく大変だった
という個人的経験も起因しているのでしょうが、
悪くはないけどそれほどまでに感動もしない、という映画でした。
都会育ちの人にとっては
自分たちと直接関わりのない
田舎の風景や人々は
純粋でけがれのないものに見えるのかもしれません。
実際はそうではないし、
そうではない部分を描いた映画が多い中、
桃源郷のような美しい田舎の姿だけを描いたこの映画は
大変貴重で、
疲れた大人、都会の人に必要とされているのかもしれません。
映画の中ではいくつかの方言がクローズアップされています。
例えば女の子が自分のことを「わし」と呼びます。
驚いた人もいるかもしれませんが、
山口県でもそういう女子はいました。
これは単に「わたし」が縮んだものですが
「わし」を使うのは少数派で
私は自分のことを「うち」と言ってました。
「私の家に来ない?」→「うちんちきぃさいよ」
髪の毛は「切る」のではなく「刈る」
椅子や机は「壊れる」のではなく「破れる」
語尾だけではなく
単語の使い方そのものが異なる言葉も多く
慣れるまでは苦労しましたが
高校へ進学した頃には
まるで山口県で生まれ育ったかのように使いこなし
東京からの転校生であったことを誰も気が付かない状態に・・・。
今でも山口の友達と会うとちゃんと山口弁が使えます。
3年しか住んでいないのに・・・。
そういえば、そろそろ東京支部の忘年会です。
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